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「結婚相手の生まれ順って、気にした方がいいのかな」と考えたことはありませんか。
付き合っている人が一人っ子だったり長男だったりすると、周りが急にいろいろ言ってきますよね。
結論から言うと、生まれ順そのものより、その家で誰が何をすることになっているかで、結婚してからの景色は変わります。
一人っ子だから大変、末っ子だから気楽、という分け方はよく外れます。同じ長男でも、お墓や親のことがのしかかる家と、まったく気にしない家があるからです。
この記事では、生まれ順ごとに言われがちなことを一つずつ開けたうえで、付き合っている間に確かめておきたい実家の事情まで書きました。
結婚相手の生まれ順は気にするべき?先に結論から
- 生まれ順は相手の性格を当てる材料ではなく、実家との付き合い方を予想する材料として見ると役に立ちます。
- 一人っ子だから苦労する、末っ子だから楽、という当てはめ方はよく外れます。
- 効いてくるのは生まれ順ではなく、その家が今なにを抱えているかです。
「相手が一人っ子なんだけど、大丈夫かな」。この形の相談、本当によく見かけます。
気にしている中身をたどっていくと、性格の話ではないことがほとんどなんです。
親の介護はどうなるのか。お墓はどうなるのか。
名字は変えるのか。お正月はどちらの家で過ごすのか。
つまり、生まれ順を心配しているように見えて、実際は実家との距離を心配しているわけですね。
| よく言われること | 中身として語られていること | 実際に効いてくるところ |
|---|---|---|
| 一人っ子は結婚が大変 | 親の面倒を一人で見ることになる | 親の年齢と住んでいる場所 |
| 長男はやめた方がいい | 家やお墓の話がついてくる | その家に墓や家業があるか |
| 末っ子は気楽で助かる | 家のことを頼まれにくい | 上のきょうだいが近くにいるか |
| 次男・次女は自由 | 実家からの期待が薄い | 親が誰をあてにしているか |
| 同じ生まれ順同士は合わない | 譲り合いが起きにくい | 決め方を作れているか |
こうして並べると、右の列はどれも生まれ順と関係ありませんよね。
相手が何番目に生まれたかより、その家がどういう形をしているか。そこを見た方が当たります。
生まれ順と性格の話は、アドラーの出生順位論という考え方から広まりました。
ただ、2015年に約2万人を対象にした大規模な研究では、生まれ順による性格の差はほとんど確認されていません。
それでも当たっているように感じるのは、家の中での役回りが行動のクセを作るからです。年齢差や性別の組み合わせ、親の関わり方でも出方は変わります。
生まれ順ごとの傾向をひととおり見たい方は、きょうだい構成ナビ トップから探してみてください。
「一人っ子の人と結婚するのはどう?」と言われる時の中身
一人っ子の結婚相手として名前が挙がると、周りが急に親切になります。
「覚悟しといた方がいいよ」と言われて、『そんなに違うものなの』と不安になった方もいるはずです。
分けて見ていくと、心配されているのは3つだけなんです。
- 親の介護や入院の時に、きょうだいの手が借りられない
- 実家と気持ちの距離が近く、何かと相談が実家へ行く
- 譲り合いの練習が少なく、生活の決めごとでぶつかりやすい
どれも性格の話ではなく、人数の話ですよね。
きょうだいがいれば分けられたことが、そのまま一人にのってくるということです。
「一人っ子は結婚に向いてない」は本当?
一人っ子は結婚に向いてない、という言い方を見かけることがあります。
でも、向き不向きが生まれ順で決まるとは言いにくいところです。
ひとりの時間を大事にしたい気持ちは、相手が同じ感覚なら心地よさになります。
逆に、いつも一緒にいたいタイプの相手だと、すれ違いのもとになりますよね。
向いているかどうかは、組む相手によって変わるんです。
一人っ子の男性と結婚する時に話題になること
一人っ子の男性と結婚する場合、よく出てくるのは親との距離の話です。
母親と仲がよく、連絡もこまめ。それ自体は悪いことではありません。
気をつけたいのは、夫婦で決める前に実家へ相談が飛ぶ形が続く時。
「お母さんはこう言ってた」が先に出てくるようになると、二人で決めた感覚が育ちません。
早いうちに「二人で決めてから報告しようね」と形にしておくと、だいぶ変わります。
「一人っ子は結婚しない」「結婚率が低い」は確かめられる?
一人っ子は結婚しない、一人っ子の結婚率は低い、という説明を見かけます。
ただ、一人っ子の結婚率をそのまま示した公的な統計は見当たりません。
分かっているのは、一人っ子の家庭そのものが増えていることです。
結婚して15〜19年たった夫婦のうち、子どもが1人の家庭は19.7%でした。2005年ごろまでは10%前後だったので、周りに一人っ子が増えたと感じるのは自然なんです。
母数が増えれば、独身の一人っ子も目につきます。そこから「一人っ子は結婚しない」という印象ができている面もありそうですね。
一人っ子同士の場合など、もっと細かいところは一人っ子の結婚(一人っ子同士・独身が多い?)で扱っています。

長男・一人娘・末っ子。結婚の話で出やすい言われ方
生まれ順ごとに、結婚の場面で決まった言われ方があります。
一つずつ中身を開けてみると、ほとんどが実家の話に着地するんです。
| 相手の立場 | よく言われること | 中身として語られていること | 確かめると早いこと |
|---|---|---|---|
| 長男 | 苦労するよ | 墓・家・親の世話がついてくる | その家に墓や家業があるか |
| 長男で一人っ子 | 逃げ場がない | 分担する相手がいない | 親の年齢と健康、住まい |
| 一人娘 | 名字の話が出る | 家の名前を残したい気持ち | 親が名字にこだわっているか |
| 長女 | しっかりしすぎる | 家のことを抱えがち | 実家でどれだけ頼られているか |
| 末っ子 | 頼りないかも | 決めるのが苦手と思われている | 自分で決めた経験があるか |
| 次男・次女 | 自由でいいね | 実家の期待が薄い | 上のきょうだいとの関係 |
「長男とは結婚しない方がいい」と言われるのはなぜ?
長男とは結婚しない方が良い、と言い切る書き方を見かけることがあります。
言いたいことは分かるのですが、かなり乱暴なまとめ方ですよね。
重いのは長男という立場そのものではなく、その家にお墓や家業や介護の予定があるかどうかです。
墓じまいを済ませていて、親も元気で、きょうだいも近くにいる長男なら、話はまったく変わります。
逆に、長男だからと身構えていたら実家が何も抱えていなかった、ということもよくあるんです。
長男という立場に何がのしかかりやすいかは、長男の責任はどこまで?実家・お墓・親の面倒・婿入りで詳しく書いています。
長男と一人娘の結婚で出てくる問題
長男と一人娘の結婚では、両家とも「うちに来てほしい」となることがあります。
名字、お墓、住む場所。この3つが同時に話題になるので、話が実際より大きく見えるんです。
『どっちの親も譲らなかったらどうしよう』と不安になりますよね。
ただ、3つはそれぞれ別の手続きで決まります。まとめて1回で決めようとするから、こじれるんです。
名字は結婚の届出の話、お墓は祭祀財産という別の枠の話、住む場所は二人の仕事と生活の話。
分けて順番に話すだけで、ずいぶん軽くなりますよ!
末っ子が結婚相手だと気楽?「末っ子は結婚できない」という噂も
末っ子の結婚については、正反対のことが言われます。
甘え上手で一緒にいて楽だとも言われますし、末っ子は結婚できないとも言われます。
後者は「自分で決めるのが苦手」というイメージから来ています。上に決めてくれる人がいた環境だと、決断の回数が少なくなりがちなんですね。
ただ、これも家によります。上が忙しくて末っ子が実家を回してきた、という家も珍しくありません。
末っ子を結婚相手として見る時に効くのは、甘え方ではなく、大事なことを自分で決めた経験があるかどうかです。
生まれ順の話を、相手を値踏みする道具にしてしまう形です。
「長男だからやめとけ」「末っ子は頼りない」と当てはめると、目の前の相手を見る目がにぶります。
生まれ順は、聞いておくことを思い出すためのメモくらいに使うのがちょうどいいと思います。
長女や一人っ子の女性の結婚で起きやすいことは、長女の恋愛傾向(落とし方・モテない?)も参考になります。
生まれ順より効いてくるのは、実家が何を抱えているか
ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。
結婚してからぶつかるのは、相手の性格ではなく実家の事情の方なんです。
実家の事情は5つに分けられます。どれも「長男が」「一人っ子が」と語られがちですが、決まり方はバラバラです。
| 実家の事情 | 誰に回ると思われがちか | 実際の決まり方 | 付き合っている間に聞く一言 |
|---|---|---|---|
| 名字 | 長男・一人娘 | 結婚の届出で夫か妻の氏を選ぶ | 「名字のこと、ご両親なにか言ってる?」 |
| お墓・仏壇 | 長男 | 故人の指定、家の慣習、家庭裁判所の順 | 「お墓って今どこにあるの?」 |
| 親の介護 | 近くに住む人・娘 | 家族の話し合いと使える制度 | 「ご両親、今おいくつだっけ?」 |
| 住む場所 | 長男 | 二人の仕事と通勤 | 「実家の近くに住む話って出てる?」 |
| 実家の資産 | 長男 | 相続の話し合い。法定相続分は均等 | 「ご実家って持ち家なの?」 |
真ん中の列を見てください。生まれ順が条件になっているものが1つもありません。
長男が家をまるごと継ぐ制度は1947年になくなりました。今の法律に、家を継ぐという手続きそのものが無いんです。
お墓についても、民法が決めているのは決め方の順番だけ。性別や生まれ順の条件は入っていません。
それでも長男や一人っ子に話が回るのは、制度ではなく家の慣習が残っているからですね。
だから、聞くべきは「何番目か」ではありません
相手が長男か一人っ子かを知っても、分かるのは「話が回ってきやすい」ところまでです。
本当に知りたいのは、その家が実際に何を抱えているかですよね。
- お墓が今どこにあって、誰が見ているかを聞く
- 親の年齢と健康、住んでいる場所を把握する
- 実家が持ち家か賃貸か、家業があるかを聞く
- 名字について親が何か言っているかを確かめる
- きょうだいが近くにいるか、連絡を取り合っているかを聞く
この5つが埋まると、生まれ順の情報はほとんど要らなくなります。
逆に言うと、ここを聞かないまま「長男だから」と心配し続けるのが、いちばんもったいないんです。

名字や跡継ぎの話は跡継ぎと名字(姓)はどう決まる?長男・一人っ子・一人娘の実際に、お墓はお墓は長男だけ?長男が継ぐ・入れないと言われる時の考え方にまとめました。
介護が気になる方は、一人っ子の親の介護(遠方・独身・お金がない)もどうぞ。
きょうだい構成ナビ
あなたは何タイプ?きょうだい構成タイプ診断(1分)
育った環境(生まれ順・年齢差・性別の組み合わせ)と、今の行動16問から、一人っ子・長子・真ん中・末っ子の4タイプのどれに近いかを判定します。実際の生まれ順と一致しているか、ズレているかも分かります。
無料タイプ診断をはじめる※診断は端末内で完結し、回答は送信されません。
同じ「長男」でも家ごとに違う。付き合っている間の確かめ方
『重い話をいきなり聞いたら引かれないかな』と思いますよね。
そう感じるのは自然です。ただ、聞き方を変えれば、そんなに構える話ではありません。
コツは、制度の話としてではなく思い出話として聞くことです。
「お盆っていつも実家に帰ってた?」
「うちは正月、毎年ばあちゃんの家だったんだけど、そっちはどうだった?」
この2つだけで、実家との距離、お墓の場所、きょうだいの関係まで見えてきます。
相手の答え方で分かること
同じ質問でも、返ってくる答えで家の形が分かります。
| 相手の答え方 | 読み取れること |
|---|---|
| 「毎年みんなで集まってた」 | 親族の行事が生きている家。結婚後も予定が入りやすい |
| 「もう何年も帰ってない」 | 実家と距離がある。ただし急に呼ばれることも |
| 「墓参りは兄がやってる」 | 役割がすでに決まっている。あなたには回りにくい |
| 「そういうのは親が全部やってる」 | 親の代で止まっている。いずれ話が降りてくる |
| 「聞いたことないな」 | まだ何も決まっていない。二人で先に話せる |
いちばん下の「聞いたことないな」が、実はかなり多いんです!
そして、これがいちばん動かしやすい状態でもあります。決まっていないなら、二人の都合で決められますよね。
結婚してからは「決め方」を先に決めておく
結婚後にもめるのは、内容そのものより決め方の方です。
年末年始をどちらの実家で過ごすか。これを毎年ゼロから話すと、毎年もめます。
「奇数年はそっち、偶数年はうち」と形にしておけば、話し合いは最初の1回で済みます。
- 年末年始とお盆をどちらの実家で過ごすか
- 実家に何かあった時、最初に動くのはどちらか
- 実家への金銭的な援助をどこまでするか
- 親から来た相談を、夫婦のどちらが返すか
生まれ順が違う二人ほど、この形づくりが効きます。育ってきた家のルールが違うので、口に出さないと伝わらないからです。
お互いが家のことを背負いがちな組み合わせは、長男×長女の相性・カップル・結婚も見てみてください。

結婚相手の生まれ順について、こんな声があります
相談の場では、生まれ順にまつわる似た悩みが繰り返し出てきます。よく見かける3つを挙げてみます。
「相手が長男で一人っ子。親のことが不安で踏み出せない」
いちばん多い形です。まだ何も起きていないのに、将来の介護を一人で想像して止まってしまう状態ですね。
不安の正体が「情報が無いこと」であるケースは少なくありません。
親の年齢、住まい、持ち家かどうか、近くに親戚がいるか。ここが埋まるだけで、不安は具体的な予定に変わります。
介護は家族だけで抱える話でもありません。市区町村には地域包括支援センターがあって、介護保険を申請する前でも無料で相談できます。
「親に『長男はやめなさい』と言われた」
親の世代は、自分たちの時代の家の感覚で話していることがあります。
『でも、今はそんな時代じゃないよね』と思いますよね。その感覚で合っています。
ただ、真正面から反論しても平行線になりがちです。
「お墓はもう永代供養にしてあるんだって」のように、具体的な事実を1つ渡す方が早く収まります。
「一人っ子同士だと、両方の実家をどう回るか分からない」
これは実際に起きる困りごとです。どちらの親も、自分の子に来てほしいと思っていますから。
先に形を決めるのが向いています。日帰りにする、午前と午後で分ける、年ごとに交代する。
どれを選んでも構いません。決まっていること自体が、両家への説明になります。
相手の生まれ順や実家の事情を気にするなら、出会いの段階から意識しておくと動きやすくなります。
結婚相談所やマッチングサービスの中には、相手の家族構成や実家との距離、将来住みたい場所を最初から条件として扱えるところがあります。
付き合ってから確かめるより、先に分かっている方が気は楽ですよね。どの方法が合うかは人によるので、無料で相談できるところから試してみるのも一つです。
自分や相手がどのタイプに近いか迷ったら、きょうだい構成タイプ診断で確かめてみてください。相性から見たい方は、生まれ順の相性早見表(相性診断つき)もあります。
よくある質問
結婚相手の生まれ順は、やっぱり気にした方がいいですか?
相手を選ぶ条件としてではなく、聞いておくことを思い出すためのメモとして使うのがおすすめです。長男なら家やお墓、一人っ子なら親のこと、というように確認先の見当がつきます。
一人っ子の人と結婚すると、本当に介護は一人で背負うことになりますか?
きょうだいと分け合えない場面はあります。ただ、介護は家族だけの話ではなく、地域包括支援センターへ介護保険の申請前から無料で相談できますし、介護休業や介護休暇も制度として用意されています。
長男と一人娘の結婚では、どちらの名字にするのが正しいですか?
正しい決まりはありません。結婚の届出で夫か妻のどちらかの氏を選ぶ形になっていて、生まれ順や性別の条件はついていません。両家の希望が割れた時は、名字とお墓と住む場所を分けて話すとまとまりやすくなります。
末っ子は結婚できないと聞きましたが、そんなに違うものですか?
生まれ順で結婚のしやすさが決まるとは言いにくいところです。決めるのが苦手と見られやすいだけなので、大事な場面で自分で決めてきた経験があるかを見る方が、実際の相手に近づけます。
相手の実家の事情は、いつごろ聞くのがいいですか?
結婚の話が出てからではなく、お盆や年末年始の過ごし方の話が出たタイミングが聞きやすいです。思い出話として聞けば構えられにくく、必要なことはだいたい分かります。
まとめ
- 結婚相手の生まれ順は、性格を当てる材料ではなく、実家との付き合い方を予想する材料として使うと役に立ちます。
- 一人っ子の結婚相手として心配されるのは、介護の人手・実家との距離・譲り合いの3つで、どれも性格ではなく人数と環境の話です。
- 長男も末っ子も、言われ方の中身をたどると実家が何を抱えているかに行き着きます。
- 名字・お墓・介護・住む場所・実家の資産は、いずれも生まれ順では決まりません。家を継ぐ制度は1947年になくなっています。
- 付き合っている間に、お盆や正月の過ごし方を思い出話として聞いておくと、必要なことはだいたい見えてきます。
- 生まれ順が違う二人ほど、年末年始の過ごし方などの決め方を先に形にしておくと後が楽になります。





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